La mia cara

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*** 「碧先生、ちょっと・・・」  見慣れた主任ナースが私を呼びに来たのは、昼休みが終わり間もない頃だった。  センター長と共に運ばれてきた患者の処置にあたっていた私は、後処理を彼に任せてその場を離れる。 「どうしました?」 「押田さんの旦那さんが来たわ」 「分かりました。すぐ行きます」  いつになく強ばった彼女の顔に、私は足を速めた。  
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