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「押田さん、どうしましたか？！」
逸る心を抑えながら病室の扉を開くと、丸くなりながら悶え苦しむ彼女の姿が目に飛び込んできた。
「福留さん、ストレッチャーを持ってきて下さい！処置室に運びます！」
「分かりました！」
すぐさま了承の意を示すと、福留ナースは駆けて行く。
「押田さん、大丈夫ですか？もう少し、頑張って下さい」
福留ナースが去った後の病室で、私は彼女の手を握り、励まし続けた。
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