Diva solare

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***  翌日、旅立つ前の彼女の顔でも見てこようかと私は病室へと向かう。  扉を開けると、今は一つだけになったベッドの横に、トランクが置いてあるだけだった。  ・・・  ベッドサイドのテーブルには、白い紙が置かれている。  "屋上にいるね"  やれやれと溜め息を吐いて、私はその紙をポケットに入れ、病室を出た。
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