Diva solare

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***  彼女がアメリカに戻った後、私も日常へと帰った。  そして不思議なことに、この後過呼吸発作を起こした記憶はない。  もっとも、私が屋上で煙草を吸うようになったのもこの頃からだったので、単に息抜きの仕方を覚えただけかも知れないが。  そして屋上から歌姫が消えた二年後、私はこの場所で彼女縁の青年と出逢うこととなる。  -彼に愛され、私は恋を知ることになるが、それはまた別の話だ。 Fin.
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