Storea Segreta

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***  登戸先生から話を聞いた後、院長先生が「今日はもう、碧海君と帰っていいわよ」とお母さんに言ったので、ボクはお母さんと帰れることになった。  病院を出てから、お母さんはずっと何も言わない。  それでも、怖くなって手を握るとお母さんは握り返してくれた。  ボクを見て、優しく笑うその顔にホッとする。 「ねぇ、碧海。  お墓参りに行こうか」 「お墓参り、って、お父さんの?」 「そう。それと、貴方のお姉さん」  さっき、話に出てきたお姉さんだ。  ボクが何も言わずに頷くと、お母さんも泣きそうな顔で笑った。
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