「もぉ。もぉっ。もぉっ！ 」あとがき

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どうやら、日本列島全体が「夏」を迎える時期が目の前となりました。

そんな中、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

ゴールデンウィーク開始と共にスタートを切りました、今回の作品。

三ヶ月ほどの間、途中、私の体調などで中断などもあり
ご迷惑をお掛けしつつも、長い間、この作品にお付き合いをくださり、
本当にありがとうございました。

実は、以前コメント等のメッセージでも書いたかと思いますが、
今作を手掛ける直前までは、全然別の設定での話を考えておりました。

しかし、どうしても「ヘタレ男子」に心奪われてしまいまして。

その結果、急遽進路変更して出来上がりました作品です。

しかし、アレですね。
現実の恋愛でもそうなのでしょうが、
「ヘタレ」相手はなかなか恋路も進行してくれず、焦れったいものですね。

実際、書いている当人といえども、途中の彼らのノロノロ加減に、
こっちがイライラしたりした時もありました。

しかも、メンズキャラが「ヘタレ」だと、
私の大好きな甘々ムードがどうにも作れないという現実に直面。

なにせ「ヘタレ男子」は、今までのメンズキャラたちのように
甘い言葉を囁くなんて、
スカイツリーから命綱なしで下を見下ろすようなもの。

たぶん、なかなか思い付きもしないし、思い付いても口にするなんて
それこそ命懸けに匹敵するんじゃないかというものなのでしょう。