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間はだいぶ空いたけど、さっきの返事から続けて聞いてみる事に。
「なんとなく人の家に訪ねて、なんとなく家に上がったっていうの?」
「……そう」
お茶を飲みながら片手間に返事をされると、無愛想で年下の咲でも玄関のやり取りが先程あっただけに更に怖い。
とりあえず、さっきから感じるプレッシャーと緊張感に加えて恐怖心も出てきて汗が止まらずに出てくる。
咲のコップが空になったのでお茶を注ぎ、次になんて聞いてみようか考えてみる。
咲の本当の目的が未だに分からないし、どう聞いても話をそらすような返事を確実にされる。
なら俺からトコトン質問して、咲の目的を少しだけでもいいから一つでも多く聞き出したい。
そうと決まれば、リビングに向かいお茶とせんべいを持ってテーブルに座った。
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