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テーブルの真ん中にせんべいを置き、脇にはお茶を置く。
最初に咲と玄関で会ってからのやり取りを思い返す。
無口だった咲が玄関のドアに足を突っ込んで挟んだ事を思い出して聞いてみた。
「足の痛み、どう?」
「痛くない」
「ならいいけど、痛かったら湿布の用意するから」
「嘘だからいらない」
「足が痛いの嘘だったの?」
「だったら?」
足が痛いのが嘘なら嘘でケガがなくてよかったけど、なんで急にケンカ腰で質問を質問で返されないといけないのか分からない。
「牛乳と煮干しいる?」
軽く挑発してみた。
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