第4章

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「…………ここか?」 普通の雑居ビルって感じだけど。 本当にココが、アジトなのか? 「よく見てみろよ」 フィリップが指差したドアには猫の手にキランと光る爪が強調されたイラストのプレートがかけられている。 「こんなに分かりやすくていいのか?どんな仕掛けがあるんだろうな…」 ドキドキしてきたけど、ビビってるなんて思われたくない。 「なんてことないからそんなにビビるなよ。俺は参謀だから後から行く。先に行けよ」 なんだよ参謀って。 仕方ないなこれもユウのためだ。 弥生を無事に助け出す使命を果たさなければ! 「……よし行くぞ」 ドアは簡単に開いた。 セキュリティが甘いにも程があるだろ!
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