Acceptance

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「でも私、気付いたら……諒を幸せにしたいって思ってた。いつも真っ直ぐ私に向き合ってくれて、私を求めてくれて……だから、その気持ちに応えられるような、素敵な女性になりたいの。」 諒は明日香の涙を指で拭い、触れるだけのキスをした。そしておもむろに時計を見て明日香に問いかける。 「……まだチェックアウトまで2時間あるから、先に一度シャワー浴びようか。……それからでもまだ大丈夫だね。」 明日香は諒の意図するところが判って、顔を赤くした。諒は明日香の頬にキスをして、から耳元に唇を寄せる。 「プロポーズの答えは、今からじっくり聞かせてもらうよ。」 諒は恥じらう明日香の手を引いてバスルームに向かう。今までにない幸福感が2人を包んでいた。
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