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「あ……明日香っ……ちょっと待って!」
その言葉で顔を上げた明日香と目が合う。落ち込んだ表情で、明日香は呟いた。
「……諒、気持ち良くなかった?」
呼吸が乱れて返事が出来ない諒は、無言で明日香を立たせ壁に手をつくように導く。
「明日香……痛かったらごめん……」
諒は明日香の返事を待たずに、自らの張り詰めた熱を明日香の中に押し込んだ。
「ああん!諒っ……!」
強く押し返される圧迫感の中、夢中で中へと進んでいく。全て入りきると、諒はすぐに律動を開始した。
「あっ……あっ……」
激しく突き上げるたびに明日香が声を上げる。一方できつく締め付けられて、諒はもう限界を迎えていた。
「明日香、出していい……?」
目を閉じたまま頷いた横顔を見て、諒は明日香の細い腰を強く掴んだ。一層動きを強めた諒は、そのまま明日香の中に白い熱を放った。
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