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戦いが始まり、仲間のところへと駆けつけようとする竜人とそれを止めようとする赤ん坊を抱いた女がいた。
「あなた行かないで!!」
「だめだ! 村の命運がかかっているんだ。おまえは赤ん坊と一緒ににげるんだ!!」
「いや! この子が大きくなったときあなたがいなかったらこの子が寂しがるわ!一緒に村から離れましょう!」
「そんなことできるわけないだろう!! お前たちだけで逃げろ! その子は、竜人である私と人であるおまえとの間に生まれた子で!?」
ズブッ……
「ぐはっ!!!」
突如竜人の腹が貫かれた。
「あなた!!!」
腹を貫かれた竜人は血を噴き出しながらゆっくり倒れていく……
「炎の力を持つ竜人はこんなものか」
「あ…ああああ…」
村を襲った元凶の冬将軍が姿を現した。
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