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「…づき、葉月、」
「はーちゃん、はーちゃんてば…」
「起きろぅ!葉月!!」
パパ、弟、兄が次々に私を起こそうとする。
「ぅるさっ…起き、ればいんでしょ…」
過保護だっつーの。
みんなで私の寝起きを見たいのか。
ゆっくりと目を開けてもメガネ無いから誰が誰だか分かんないし。
「メ、ガネちょーだい…」
声がカスカス過ぎて出ないし、体床ずれしてだるいし、痛いし、誰も手伝うとかしてくんないし、何なの?
イライラしながら起きる私。
メガネを手渡され、周りを見渡して見ると、みんなが泣いていた。
そして、知らない女の人も1人混ざって泣いていた。
「何…この風景…そして、どちら様ですか…?」
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