20人が本棚に入れています
本棚に追加
1番近くにいたのは兄のむっちゃん(睦月)だった。
泣き声ひどい…そんなに泣かんでも…
「葉月ぃ!俺が分かるか?」
ベッドをウィーンと起こしながらむっちゃんが聞いてきた。
「いや、ただ寝てただけでしょーに…むっちゃん、酷すぎ…」
ん?
泣き顔とは違うこの違和感…
「何か、みんな…老けたねぇ…」
みんなの泣き顔を見つつそうボヤく私。
それに反応するように返してくる弟。
「そりゃそーだよ、はーちゃん。みんな5年もはーちゃんが起きるの待ってたんだから…」
最初のコメントを投稿しよう!