プレゼント

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帰宅後。 プレゼントをいろいろな所に閉まって、一段落してから仏壇の前に座った。 「…ママ…本当に死んじゃったんだね。 さっきは大丈夫だったけど、考えれば考えるほど、涙がとまんなくなって来ちゃった… あー…はぁ… これからどうしようか グスッ、、、 私、どうしよう…むっちゃんもアメリカに帰っちゃうし、今度お嫁さん連れてくるって言ってたし、パパと2人はまぁ、大丈夫だと思うけど… 私、これから何が出来るんだろう? 何になりたいんだろう? 何をしたいのかなー…? ねぇ、ママ…グスッ…お願い。 私の話しをきいて…わたしを、おいていかないで…」 仏壇の前で泣き崩れた私。 皐月と真波さんはまだお店に。 パパは車を車庫に止めに。 むっちゃんはお風呂に。 私を慰める人は誰もいない。 誰も。 ひからびてもまだ水分が出る。 まだ大人になれない、25歳の私がいる。
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