ひょんなことから

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泣き止んだ少年は、 「こんにちは 神田由紀さん、御影聡さん」 由紀「聡、お知り合い?」 聡「いんやー?」 「僕は、君たちの世界でいう神様です」 由紀「へぇー」 聡「それで?」 興味なさ気にゲームをやりながら相槌をうつ二人を見て 涙を堪えながら説明を続ける 「グスン… 今回君達を呼んだのは 君達がイレギュラーで世界からはじき出されてしまったからだ」 由紀「…スピー」 聡「イレギュラーって?」 聡の膝を枕にして寝始めた由紀を見て 話を聞く体制に入る聡 「どうして、急に話を聞く気になったの? 僕が言うのもなんだけど、怪しいじゃない」 聡「由紀は、危険な奴の前で寝る事は絶対にない 由紀が寝たという事はお前が俺達に害は与えないって事だ それに、この状況を考えたら 嘘じゃないのはわかるしな」 これが、由紀の寝顔を撮りながら言っていなければ かなりキマっていただろう…
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