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「やっぱりここか!」
僕の目の前には泉があった。そうここは初めて女神様と会ったあの泉である。
「そうだな…旅にでるか……。」
すべてが嫌になり心身喪失していた僕は泉にどぼん!と身投げをした。
走馬灯がクルクル回る僕の意識に泉の女神様が現れて
「貴方が落としたのはこの金の男ですか?それともこちらの銀の男ですか?」
久しぶりにみた女神様の顔に安心した僕は泣きながら
「僕が落としてしまったのは貴女と一緒にいられる時間です。」
女神様の頬が赤く染まると僕は意識を失った……。
「あれ?ここは?」
目を覚ました僕は自宅にいた。
ただ…………。
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