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えっ、
ハナちゃんが見える人物は・・・
智ちゃんだ! 智ちゃん、
私は幸一と智ちゃんの孫なんだ。
紀夫は嬉しくなった。
大声を上げて喜んだ。
「あかんてのりおくん、
ほかの子めえさますから、
ないたらあかん、
しずかにしいや」
ハナの言葉に思わず泣き止む紀夫だった。
紀夫は健康にすくすく育った。
満足していた。
智子と幸一が紀夫を公園に連れて行くとハナが来て
一緒にマリで遊んだ。
「幸一の楽しそうな顔、
私はあんたの母さんよ」
紀夫が手を振ると幸一も笑顔で手を振った。
「のりおくん、
ちょっときてや」
ハナと紀夫は砂場でしゃがんだ、
二人で砂をいじりながらハナが言った。
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