空の上から・命の裏舞台

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 強気になって言えないのが幸一の素直なところだ。 「じゃあ、 何もする気はなかったの? 彼女じゃないの?」  智子にとってはセックスをする、 しないよりも幸一に 彼女が出来たのかどうかが心配だった。 「何もしないよ絶対に・・・ たぶん、 でもハナちゃん 僕の事信用してくれたんだから」  二人はマリで遊んでいるハナを見た。  次第に智子の表情が和らいできた。 ハナと一緒に風呂に入って行った。  残された幸一はこれからどうすればいいんだと 悩みながら白いマリを転がした。  風呂から上がるとハナはマリに飛び付いて幸一と遊んだ。
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