空の上から・命の裏舞台

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吸い付いたよね、 お母さんを思い出したのかなあ、 でも幸一には刺激が強いかもね、 頭の中が智ちゃんの裸で一杯になるわ」  二人は笑った。  翌朝、 智子と幸一は爽快だった。  昨晩はハナが先に寝てしまったので一つしかない布団でハナを寝かせ、 智子が一緒に添い寝した、 幸一は寝袋で寝た。  智子が目覚めた時、 ハナはいなかった。  智子は一人で寝ていたが後ろから誰かに抱き付かれていた。  幸一だった。  幸一は寝袋が暑く半分脱ぎ捨て智子にしがみ付いて寝ていた。 智子はそのままの格好でもう一度眠った。 「あれっ、 ハナちゃん行っちゃったの、 もう帰っちゃったのかなあ、
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