夢見人

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  ――『男の嫉妬ほど、      醜いものはないわね。』     遠い昔に、クラスで1番人気があった少女が言っていた気がする。       「だけど、苦しいもんは仕方ないよな」   他人が聞いたら、 『自己中』 と吐き捨ててしまいそうな、開き直ったような言葉。   そんな言葉を、何度何度も自分に言い聞かせた。       ――だって僕は、君の事が…―  
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