夢見人

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  現実世界でも夢の中でも、君は凛としていてとても素敵な人。   冴えない僕とは、 まさに『月とスッポン』で。     現実世界の君と話した回数は、片手の指で充分足りるくらい。   そんな君と付き合うだなんて、 きっと、天地がひっくり返ったって、川の水が下から上に登ったって無理だろう。   もし、夢の中で、 …いや、想像だけでも恋人同士になれたら、どんなに幸せか…。     「ん?コレって…想像というか、妄想…か?」   ふと思い立ったけど、 『…何だっていいや。』 やっぱり開き直った台詞で、僕はすぐにその考えを抹消した。  
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