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ひたすら悠一さんにいじり倒されていい加減枕で殴ってやろうかとしたところに雅人さん達が帰ってきた。
「えーっと、悠、あんまりいじめちゃダメだよ?」
「どう見ても俺が被害者だろ」
「加害者です!!」
仕方なく振り上げていた枕を下ろしため息をつく。
「恭弥くんももう元気そうだね。よかった」
「すみません。迷惑かけて」
雅人さんの笑顔になんだか申し訳なくなってくる。
「謝るな。迷惑ぐらいいくらでもかけろ、仲間だろ」
怒ったような翔さんにまた謝りそうになって飲み込む。
「きょーちゃん気にしないで~。しょーちゃんね、きょーちゃんを守れなかった自分にイラついてるだけだから~」
「亜狐!」
ガバッと亜狐の口をふさぐ翔さん。
「そんな別に翔さんのせいじゃ……」
「俺が勝手に思ってるだけだ。お前はいつも俺達の目や耳になって、辛いだろうに色んなことを感じようとしてくれる」
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