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「ばっ、か!首しまる!フード伸びる!くそ!」
「ごめん~。でも本題まだ話してなくてさ~」
本題?
「なんか用かよ。悪ぃけどレポートは手伝わねーぞ」
「違う違う!レポートは終わったって。恭ちゃんもう講義ないでしょ?ちょっと一緒に来て欲しいとこあるんだけど~……」
チラッと横目で俺を見る宗介。
こいつがこういう目をする時はろくな頼み事じゃねぇ。
「断る。俺は帰って寝る」
「ちょちょちょっ、待って待って!お願い!話だけでも!ね?」
大学の廊下、腰を90度に折り曲げ懇願する姿は否が応でも目立つ。
はぁ、
思わず漏れたため息に頭を下げながら宗介が俺を見上げる。
確信犯だな、こいつ。
「わかった、話は聞いてやる」
「やった!!恭ちゃんだいすき!」
「あー!抱きつくな!」
べしりと宗介を払い落として俺達は学内にある喫茶店へと足を運んだ。
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