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「それは?」
「ファントムからの招待状、電子媒体と手紙が入ってた。媒体の中身は……みない方がいいと思うけど悪魔召喚の様子が無修正で何個か。手紙にはこう書いてあったよ。"平和で腑抜けた世界に相応しい刺激的な遊戯を考案しました。是非ご一緒に"だって」
わけが分からない。
けど、まるで氷水をかけられたかのように体の芯がヒヤリと震える。
「と、いうことなんだけど……」
チラリ、と視線を交わらせた波多野さんとエディさん。
「改めて、悠一の力を借りたいんだ。僕らの頭脳として指示をして欲しい」
「無茶苦茶なのは分かってるけど、ユーイチだけなんだよ。ファントムに対抗出来るのは……ボクらじゃ手のひらで転がされて終わりだよ」
「…………仕方ねぇ、受けてやるよ」
少し長めに息を吐いたあと、本当に仕方なさそうに告げる悠一さん。
「へ、本当にいいの……?」
「んだそのあほ面。お前らが頼んできたんだろ」
「いや……こんなにすんなり受けてもらえるとは思わなくて……」
きょときょとと目を丸くさせる2人の顔はまさに鳩が豆鉄砲をくらったよう。
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