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諸々撤収作業をしている中、俺は悠一さんと秋津くんと拠点に使っていたハイエースで機材を片付け中。
「なぁ」
「なんですか?」
「あん時、何言おうとした?」
唐突な問いかけにクエスチョンマークを浮かべてしまう。
「なんの話ですか?」
「外に出たらいくらでも聞いてやる、って言ったろ」
「あ……あー、あれは……その……」
あれだよ、ほら。
最後だと思ったから言おうとしただけであって、助かったなら言う必要ないというか……
「い、まは……言うタイミングじゃない、ですよね……?」
「んなの知るか」
ですよね!!!そういう人だって知ってた!!!
「俺も聞きたいっス~」
「あ、秋津くん!?」
「俺のこと空気にして2人でいちゃつかないで欲しいっス!俺にもきかせてくださいっス!」
きらきらとした瞳に見つめれて俺も思わず……
「っ言うわけない!!!」
その場を逃げ出した。
「てめぇのせいだぞ、秋津」
「えええ~、俺何もしてないっスよ」
"悠一さん、俺……"
「……言えるわけない」
"あなたに出逢えて、幸せでした"
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