lesson.3 /危険な化学準備室

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「てめぇ……!うわっ!くすぐったいからっ!」 「同じことを言わせないでくださいね、山田さん」 くすぐったくて、耐え切れず身をよじったアタシに、如月は表情を変えずに手に持っている物をあたしの頬に当てた。 目の端に写りこんだそれは……。 試験管!?  ふざけやがって! そんなガラス製の物でくすぐり攻撃とか! 危なくて存分に暴れられない。 昨日の茶室といい、お仕置きがえげつないだろうが!! どんだけドS鬼畜執事なんだよ! 「あと、あまり大きな声を出すと……外に聞こえてしまいますよ」
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