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「ぎゃははは!まじやめろって!ちょーくすぐったい!」
「さぁ、ちゃんと私のことを呼んでください。意地を張ってもいいことはないですよ。さもないと……」
如月の手がアタシの胸元に忍び寄る。
「わかったよ!わかったって!如月先生って呼べばいいんだろ!?」
「もう一度」
「如月……先生……ほら!言ったじゃん!やめろって!くすぐったいって!」
「やめろ?」
「やめて、ください……」
如月は満足そうに口角をあげて、試験管を離した。
火照った顔のアタシを静かな顔で眺めている。
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