lesson.3 /放課後パニック

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「あ~あ。気になって今日眠れない~」 ずっとぐだぐだ言いながらついてくる沙耶をシカトしつつ、玄関に向かう。 「そんなに知りたきゃ自分で聞けよ」 「だって~。かっこよすぎて喋れないんだも~ん」 なんだそれ。 沙耶は、アタシが昼休み中に化学準備室に行った時、「如月先生」に年齢と彼女の有無を聞いてこなかったことをあれからずーとぐちぐち言ってる。 もう放課後なんですけど。 まぁ、年齢はアタシも気になるところだけど……。 年上なんだろうけどさ。 彼女は……どうだっていい、そんなこと。 でも、彼女がいるのにアタシにあんなことしてるんだったら、人間のクズだし女の敵。 それを考え出すと、胸の奥がチリチリしてくる。 ムカつくから頭から抜いて、玄関に向かった。 今日こそ、如月が車で待ってる。
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