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「ご名答!ご明察!ご冥福!大当たりジェットストリームアタック!」
「冥土での安寧を祈られた気がするけどほっとこう。
で、なんでなんだ?」
「何で、とは?」
「何でそんなことになってんだ?」
「そんなこと、とは?」
「お前は中学の頃の国語のテストか?
そのうちこの質問をしているときの筆者の気持ちを答えよ、とか言い始めるのか?」
「主様がこれまで書いてきた小説ってぶっちゃけ全部パクリじゃん?」
「結局わかってたんじゃねぇか、ってのとサラッと物凄い的を射た悪口を言うね、って俺は俺はツッコんでみたり。」
「うん、実証してくれて手間が省けるよ。
でも、それは仕方のないことだったと思うんだ。
人間誰でも最初は真似から入るでしょ?どんな小説家だって、最初は他人の小説読むところから始めて、ある程度そこで得た知識に準拠しながら書き始めるんだから。本当の意味での処女作、って奴の話ね。」
「………まぁな。」
「だけど、主様の場合、幸か不幸かその一発目の処女作がバカ当たりしちゃったわけでしょ。あの伝説の大ヒット作『Re:とある俺の妹が中二病でも友達がいないわけがないところから始めるこの素晴らしい異世界生活に祝福の超電磁砲を!』が」
「完全にバカにしてんなお前な。まぁ、バカにされても仕方ないけど」
「そうしたら、それで当たっちゃったら、もうその路線貫くしか無くなっちゃうよね。編集長に同じようなものを、同じようなものをってせがまれた主様はさらに色々と模倣品を作っちゃった。それでついたあだ名が『ラノベ界の石景山遊楽園』」
「やめてくれ、それだけは言わないでくれ、心が切腹する」
「まぁ、そんな酷いあだ名つけられちゃ、ね。主様にも意地があるだろうから、自分で考えた、純粋な自作小説で勝負したいって思うわけじゃん?」
「ん、まぁそうなんだけど本人に聞く質問としては違和感あるぞそれ」
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