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(ココがバスルーム…。
あ、屋上は大浴場兼プールになってるって言ってたな…。
あとは…各自の部屋に…ココがリビングか…。
本当に日本とは思えないっ!!)
ーーーガタッ
私、1人しか居ないハズのリビングから物音が聞こえた。
(間違いない…。誰か居る!!)
物音がする方に引き寄せられるように恐る恐る近づく私。
「誰か…居るの…?」
リビングの曲がり角に『その人』は倒れ込んでいた。
(葉)「み…み…み…」
(み?)
(葉)「水を…」
水を与えないと死にそうな
『その人』に私は急いで水を差しのべた。
『その人』は勢い良く水を飲み干すと
ようやく顔を上げた。
その顔は卯月さんよりは年下な感じで
ものすごく整った顔をしていて
見たことのないぐらい綺麗な面立ちだった。
まるで、ホストさんのような…。
それに…不思議な瞳をしていて引き寄せられる。
(それにしても…なんか…ボロボロ?)
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