369人が本棚に入れています
本棚に追加
「お前が気になってた彼女に、告白されて付き合うことにした。」
ヤツに、一応、報告する俺。
「やっぱりなー。お前の事、聞かれてたから、そうなるとは思ってたー。俺、なっちゃん狙いに絞るから、別に気にしなくていいからー。」
「いや、別に気にしてないけど…。」
お前は、可愛い女なら誰でもいいんだろ…、そんなやつに、やっぱり彼女は渡したくない。
って、…でも俺も…、
…………………俺なんかでいいのかな?
何故、…いつ俺なんか、好きになった?
俺も何故、
「いいよ、よろしくね!付き合おう。」
なんて言った?
今までだったら、
彼女作るなんて面倒くさいこと、
意味がないと思ってたはずなのに…。
少なくとも、今までの俺と違うのは、
彼女に告白されて、嬉しかったのは事実だ。
それに、初めて、傷つく顔を見たくない、そう思った。
「付き合おう。」
そう言ってしまった以上、
彼女を悲しませるようなことは、したくない、そう思った。
最初のコメントを投稿しよう!