舗装路。

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 優衣と一緒に靴を脱ぎ、3人でリビングに向かう。  リビングと繋がっているダイニングキッチンでは、優衣のお母さんが作り終わった料理をお皿に盛り付けていて、ダイニングテーブルでは、優奈さんが茶碗などを並べていた。  優衣のお母さんと、優奈さんの間に会話はない。  優衣の言っていた通り、殺伐としていた。  人の気配に気付いたのか、優衣のお母さんがキッチンから顔を出した。  「優衣、遅かったね。まだしっかり怪我治ってないんだから、寄り道しないで帰って来なさ…律くん。…どうしたの?」  喋っている途中で、まさかいると思っていなかっただろう俺を見つけては、分かり易く表情を曇らせる優衣のお母さん。
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