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「律!! 彼氏でしょ!! 何で助けてくれないの!? 私の事、絶対に助けてくれるって言ったじゃん!!」
告白時に言ったこっ恥ずかしい台詞を暴露しながら、優衣が俺をも口論の中に巻き込む。
「何何、そんな事言ったの? 律くん。なかなかの青春小僧じゃないの」
優衣のお母さんのターゲット変更。半笑いになりながら俺に絡み始めた。
「言ってません!!」
恥ずかしさの余り、思わず否定すると、
「言ったじゃん!! 律までひどい!! もういい!!」
優衣がソファーから立ち上がり、リビングを出て行こうとした。
「優衣、どこ行くの? もうゴハン出来てるのに」
そんな優衣をお父さんが引き止める。
「コンビ二!! ゴハン、後で食べるからラップしといて!!」
怒りの収まらない優衣は、みんなと一緒にゴハンを食べたくないらしく、足を止めようとしない。
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