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「…優衣、ちょっとゲームしたら、一緒に勉強しよっか」
何か、ゲームなんかしてる場合じゃない気がする。
「あのゲーム、絶対面白いよ。途中でやめる確固たる意思がウチラにあると思う?」
優衣が、俺らの意志の弱さを苦笑った。
…確かにあのゲーム、やり出したら止まらなそう。それでも、
「ある!! がんばろうよ、優衣!!」
どうしても優衣と同じ大学に行きたいんだ。
「進級も危ういくらいの赤点取るくせに。…でも、頑張るか!! 一緒にN大目指して勉強しよっか」
『じゃあ、さっさとお菓子買って帰ろう』と、優衣が新商品のお菓子を何個か抱えてレジに行った。
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