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「だったら、ゲームしてないで勉強しろよ」
呆れながら私たちのゲームを見守るのは、律が高校で仲良くなった晃くん。
高校に入ってから、晃くんも当たり前の様に律の部屋に入り浸る様になった。
「お前らに落ちこぼれの気持ちなんか分かるわけないんだよ」
拗ねながらもコントローラーも手放さず、テレビ画面から目も離さない律。
全く勉強する気がないらしい。
律は、自分のスキルより高いレベルの高校に入ってしまった為、授業に全然ついていけないらしい。
「イヤ、別に解りたいとも思ってないけどね」
一瞬だけ律に白い目を向けると、私もまたテレビに釘付けになりながら、敵の成敗に精を出した。
「優衣、冷たい」
律が、勝手に〔TIME〕ボタンを押して一旦ゲームを止めると、私を軽く睨みながら、律と私のゲームのお供のスナック菓子を口に放り込んだ。
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