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「なんか、毎日お見舞いに行って色々喋ったりしてるうちに、優衣の事好きになってたわ。昨日告ったらOK頂けましたー」
『いぇい』とVサインをして、はにかみながら笑う親友。
…手放しに喜べないのは何でだろう。
俺が優衣に会えずにモヤモヤした時間を過ごしていた頃、優衣は晃と恋をしていた。
怒りに似た思いが湧き上がるのを感じる。
自分だって恋愛をしているくせに、恋をする優衣に腹が立つ。
何も卑怯な事などしていない晃に、抜け駆けをされた気になる。
この厄介な感情は何なのだろう。
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