429人が本棚に入れています
本棚に追加
音楽がなくなると、優衣と晃は今頃何してるんだろと、2人の事が脳裏を過る。
楽しくやっているのだろうか。
俺のいないところで、2人だけで…。
イライラが再燃。
なんで俺がアイツらに腹を立てなきゃいけないんだ。
俺だって…。
隣に座っている優奈さんの肩を掴み、そのまま押し倒して跨った。
優奈さんの唇を貪り、洋服をたくし上げる。
-------------9月。
終わりかけの夏。
この日は残暑が厳しくなくて、エアコンはつけずに窓を開けていて、生ぬるい風がカーテンを撫でていて。
ヒラヒラ靡くカーテンの向こうから、救急車の音がした。
--------------優衣。
頭に優衣の顔が浮び、優奈さんのシャツの中に突っ込んでいた手が止まった。
最初のコメントを投稿しよう!