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-------------夏休みが明けて1ヶ月が過ぎた。
スポーツの秋。球技大会の季節になっていた。
優衣の足は、だいぶ良くなってきたとはいえ、球技大会に出られるほど回復していなかった。
優衣は運動神経が良い方だった。
中学ではバレー部でセッターでスタメン入りしていて、司令塔としてゲームを回していたほどだった。
ただ、優衣はセッターではなくアタッカーがしたかったらしく、でも身長が高くない優衣自身それは無理だという事も分かっていて、高校では部活に入らなかった。
…出たかっただろうな、優衣。
優衣の方を見ると、誰がどの球技に出るか決めている間、優衣は頬杖をつきながらつまらなそうに黒板を眺めていた。
…なんか俺もつまんないな。
バレーで活躍する優衣を応援したかったな。
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