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(うわっ…気持ち悪っ…)
思わず声を上げた。
上げたと、思ったのだけれど…
声は喉に張り付いた様に、出てこなかった。
此処が何処なのかもわからないのに話せないのは不便だな。
自分のことなのに、まるで他人の事の様に感じる。
声が出ないことよりも、此処が何処で、今は何日の何時なのか位はしっておきたくて周囲を見渡すと、驚くほど何もない場所だった。
周囲は、どこもかしこも真っ白。
でも、壁らしきものがあるので室内かもしれないと思う。
しかし、こんな妙な状況になっているので、自分の目に見えている物が本当に壁で、ここが屋内なのかどうかは判らない。
ただ、あまり広い場所ではない印象を持つ。
上を見上げ、木の更に上はどうなっているのか確かめようとすると…
枝から、私の顔面に魚らしきものがべちっと降ってきた。
まるで上に何があるのか、見るのを邪魔されているようだと思う。
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