40人が本棚に入れています
本棚に追加
合コン①
みなさん、お久しぶりです。佐伯洸です。
3回も教員試験落ちて今だ非常勤として働いていますがそれだけでは足りないのでコンビニでアルバイトをしている佐伯洸です。
実はこの前りつに恋人ができたことを知りました。
しかも男で、高校時代のときよくりつに喧嘩をふっかけてきたやつです。
確かにビックリして、挙動不審になったかもしれないけど、僕はりつを応援します!
ダダダダーン、ダダダダーン
「はい、もしもし」
「あ、もしもし、佐伯?俺俺」
「僕に俺俺という友達はいません。切ります」
「おいおい、待てよ、小林だよ。
小林夕志(こばやしゆうし)」
「なーんだ、小林か。
一瞬、警察に通報しようかと思ったよ」
小林は僕が大学のときの同級だ。
「お前、鬼だな」
「で、なんのよう?」
「あー、佐伯さ、明日合コンいかね?
今人数足りなくてさ。なぁ頼む!!」
「だから言ったでしょ。
就職が決まるまで彼女は作らないって」
ちょっと待てよ、りつには恋人ができた。
そんななか僕がいつものようにりつを頼ってたら、古賀君はいい気持ちしないよね。
「小林?やっぱり行く」
「おぉ!了解。じゃあ明日よろしくな」
僕も頑張らないと!
りつには迷惑かけないようにしないとね!!
最初のコメントを投稿しよう!