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彼女と出会ったのは、3年生に進級する春休み。
その頃は、クラスがとなりの池田芳子(いけだよしこ)と付き合っていた。
まわりからは不釣り合いと評されいた。
俺の名前は、柊良(ひいらぎりょう)身長は175㎝。成績は常に学年トップで偏差値は70。顔は平均的、部活行っていないが運動神経は、良い方だと思っている。
芳子は、身長155㎝。成績は学年210人中下から数えた方が早い。髪は茶色に染め、常に短いスカートを着ている。属に言われる、やんちゃ系女子。
俺と付き合っているのが、ステータスみたいに思っている。俺自身には興味ないらしい。
初めは勉強を教えてと近づいてきて、いつの間にか付き合う様になった。
別れるきっかけになったのが、春休み前日に芳子が留年することが分かったからだ。
うちの学校は成績重視、毎年各学年十人程度の留年が出る。平均偏差値が60近くになり、他校からは化け物集団と揶揄されるほどだ。
芳子が「留年しても付き合ってくれる?」と言って来たので。もともと俺自身に興味が無かった事は知っていたので、「努力して同じ学年になるような子じゃないと付き合わない。」と一言で終わり。
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