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そまま春休みに突入。何度か芳子からメールが届いたが全て無視した。
進級するのと大学受験に向け充電のため「だから旅に出る」とか格好良い事を言っているが、単純にコミケに行きたくて2泊3日の旅に出た。
そこで人生を左右する出会いが
あるとも知れず・・・
彼女との出会いは初日の午前中に訪れた。
突然「あっ!の~~」彼女から声をかけられた。
「ふぁい!」噛んでしまった。
クスクス右手で口を隠し笑いこらえていた。
「何か!」
「申し訳ございません。少しお時間よろしいでしょうか?」
「何?」
「私が戻ってくるまで、ここに立っててもらえませんか?」
「・・・」
「・・・レアものの販売整理番号券配布の列で、抜けてしまうと、たぶん人気があるので買えなくなり、・・・御手洗にいきたくて・・・」
俺は「すぐ行って!待っててあげるから。」
「・・・」
「どうしたの? 行かないの?」
「・・・ありがとう。すぐ戻ってきます。」
彼女は、小走りに行ってしまった。
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