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20XX年世界は滅んだ。
世界各地で謎のウイルスが勃発し医師,科学者,研究者,さまざまな者たちがその全力を尽くし、ウイルスの感染を止めようとしたが全ては無駄であった。
ウイルスを研究する当の本人達がウイルスに倒れた時、人類はウイルスに対する敗北を理解し、それぞれの神々に救いを祈った。
だが祈りも虚しく人類はその数を減らし、もはや人口は世界に数える事ができるほどしか出来なくなっていた。
そんな中、日本のある地区に住む数人の家族が生きていた。
この時、生き残っている者たちの中で家族が生き残っていた者はこの家族だけであった。
他に生きている者といえば皆、生き残る為にカプセルの中に閉じこもり深い眠りにつく事で、いつかウイルスが居なくなった時に目を覚まそうと言うのだ。
だが彼らの命も風前の灯だ。
彼らの眠るカプセルを動かす電気も、電気会社で働く者が全員血塗れになって倒れた今、電気が止まり予備電力が尽きるのも時間の問題だろう。そうなれば彼等はカプセルの中で眠るように死ぬだろう。
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