プロローグ・終着駅は始発駅

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(カンカンカンカン…ゴトンゴトンゴトン…キー…プシュー…ザーザーザー…) 時は、昭和46年1月20日の深夜11時過ぎのことでありました。 場所は、いよてつ余戸駅の近くにあります古びたアパートにて… いよてつ余戸駅に最終の下り電車がプラットホームに到着した時、電車に乗っていました乗客たちがたくさん降りてきました。 よいのうちから降りだした冬の冷たい雨が激しさを増して降っていた頃、駅の近くにあります古びたアパートの狭い部屋では、15歳の少女の泣きそうな声と20歳の男の恐ろしい声が交錯していました。 真っ暗な部屋には、ロータリー式のチャンネルのカラーテレビの灯りが灯っていました。 テレビの画面には、NHKの今日1日のニュースのあとの四国地方の天気予報が映っていました。 そんな中で、男・よしあき(20歳・塗装工)は少女・きょうこ(15歳・今治市内の中学校3年生)をふとんの上に寝かせる前に、着ていた制服のブレザーを取って、マゼンタのりぼんをほどいた後に激しいキスをして押さえつけていました。 よしあきは、きょうこをふとんの上に寝かせた後に着ていたトランクスを取りまして生まれたままの姿になった後に、きょうこを押さえつけていました。 よしあきは、獣のような表情できょうこの顔を舌先でふれていたので、きょうこは泣きそうな声をあげていました。
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