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実感はないが、為平や鷹城さんからの話を聞いても、中間順位を見ても結果は上々。
─秋は雪弥と喧嘩してまで、俺と組みたいと言ってくれたけど、今もこれからもそう思って貰えるように努力はしていかなきゃいけないよね。
「秋、ナナツボシまだ始まったばかりだけど俺と組んで後悔してない?」
「まさか!何で?」
「ううん。これから殆どの時間一緒にいることになるから⋯ 改めてよろしくお願いします」
深々と頭を下げ、顔をあげると抱き締められた。
「うん。よろしく、蛍」
強く抱き締める腕に身を任せると、温もりが伝わってくる。
その秋良の温かさが、少しづつ不安を溶かしてくれる気がした。
体を離すと、熱っぽい秋良の視線にドキリと心臓が脈打つ。
暫しの間見つめ合うと、いつも秋良がしてくれるみたいに触れるだけのキスをした。
「そんな事すると俺、止まらなくなるよ」
鼻先で甘い声が聞こえると、返事をする代わりにもう一度唇を重ねる。
秋良からも啄むようなキスが落ちてくると、お互いの唇をゆっくりと味わうように深くなっていった。
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