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彼は俺達の反応に気にすることもなく周りにいる「禁人種(タヴー)」に視線をうつす
新一「お前等も早くここから逃げたほうがいい」
アゲハ「いや、でもアンタは…」
新一「俺がこんな雑魚に遅れを取るわけないだろ」
そう呟いて、新一さんは歪んだ笑みを口元に浮かべ颯爽と走り出す
アゲハ「ちょっ、え?!待っ…」
いやいやいや、流石にあの数を一人では無理だろ!
まるで、彼にひかれるように「禁人種(タヴー)」の数が先程より増す
アゲハ「ッ、くそ! 俺達も加勢するぞ!」
新一「おい、邪魔すんなよ。
ここにいる敵全部俺の獲物だ。
手え出したらぶっ殺すぞ」
ぶるっと身体が自然と震えた。
この人本気かよ、まじでこの数を一人で殺る気か?
雨宮「流石の新一さんでもこの数は、私達も…」
と、その時一瞬にして空気が変わった
いいようのない恐怖が俺達を纏う
なんだこれなんだこれなんだこれ!!
この男本当に人間か?やばすぎる…
新一「…聞いてなかったか?
俺は自分の楽しみを邪魔されんのが一番嫌いなんだよ。
二度は言わねぇ。邪魔したらお前らから殺す」
俺達は無言で何度も首を縦に振る
新一さんは満足気に笑い死神なんかが持ってそうな大きな黒い鎌を持ちバッサバッサ「禁人種(タヴー)」を斬っていく
新一「あっはははははははは!!!!
おいおいこんなもんかよ?弱えな!!」
戦いを楽しんでやがる。子供みたいにはしゃいで闘う姿に圧倒される俺達をよそに彼は、光の玉をサッカーボールでも蹴るかのように勢い良く蹴り一気に倒していく
新一「弱エ弱エ弱エ!!!
どいつもこいつも弱すぎんだよ!!」
違う「禁人種(タヴー)」が弱いんじゃない、この人がでたらめに強いだけだ
アゲハ「アイツ…、マジかよ。
あれだけの数を本当に一人で殺っちまった」
周りにいた「禁人種(タヴー)」の姿はもうない
全て白い灰となって辺り一面真っ白に染めている
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