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新一「しばらくこっちの生活か
気をつけないと戻れなくなっちまう
でも…、白い俺と黒い俺どっちもあるから楽しいんだよ」
ぞっとするような笑みを口元に浮かべるその表情は鬼いや悪魔そのものだった
この人はこれまでにどんな経験をしてきたんだろう
それはきっと俺達には計り知れないほどの苦悩だったに違いない…だがそれをこの人はまるで自分から望んでいるようにも見える
アゲハ「アンタ凄えな!めちゃくちゃ強えよ!」
新一「別に、これくらいやれて当然だろ?」
なんというかこの人の言い方いちいち鼻にかけて言うのがイラっとくるが強いのは確かだ
アゲハ「そ、そうだよな、当然だよな!あはは、はは…。なあ、俺達の仲間になってくれ…ませんか!
アンタがいれば俺達も心強いし! なあ…雨宮もそう思うだろ?」
俺はそう同意を求めるように隣にいる雨宮に話しかける
雨宮「うん。私も新一さんが仲間になってくれたら嬉しいです」
新一さんは考えるように顎に手をやり視線を地面にそらしそして「ふっ」と人を馬鹿にするような笑みで俺と雨宮をみて口を開く
新一「っはは、おいおい冗談だろ?
何で俺がお前等と一緒に行かなきゃなんねえの?
弱い奴と群れる趣味ないんだよ」
アゲハ「ッ?! 弱い奴って俺達のことか!」
新一「そうだけど。何?
俺、間違ったこと言った?」
その言葉に何も言い返せない俺達をみて彼は、冷ややかな意地の悪い微笑みを口元に浮かべてまるで煙のように俺達の前から姿を消した
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