<Prologue>

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いま現在、人類は存続の危機のただ中にいる。 それは新種のウィルスだとか、 世紀末の核戦争であるとか、 小惑星の衝突であるとか、 そんなありふれた映画的なものではない。 ――いや、この件も現実でありながら、 十分映画的であったか。 ドキュメンタリー形式で映画化されるのならば、 さぞかし観るに耐えない三流ムービーの、 くだらないパニック映画で終わることだろう。
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