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?さいど。
「ごめんね雅。いい子にしてるのよ。ママと離れても頑張ってね。」
「いや。大丈夫だから。いい子にしててって小学生かよ。もう俺高校生だから。」
「でも、ママは心配なの!」
「まあ、落ち着いて静。雅、本当にごめんね。何かあったらぜったいに連絡するんだよ。」
「はい、パパ。ママをよろしくね。」
本当はこんな年でパパとか、ママとか、恥ずいんだけど。
この人たちパパ、ママって呼ばないと返事してくれないんだよな。
「じゃあね雅。」
「うん。ママ、ばいばい。パパも元気でね。」
ママとパパは泣きながら車で去っていった。
あっと、俺の名前は九重 雅 (ここのえ みやび)。
そして俺は今日からここ桜花学園高等部に転入することになった。
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