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「麗せーんぱーい！」
「わっ！雅君!?」
ぎゅっと麗先輩に抱きつく。
だって俺めっちゃ怖くって………半泣きです！！
……………男がこんな事で泣くなって？
………だって俺泣き虫なんだもん！
うぇ。
やっぱ、もんって女の子だからいいんだよ。
俺みたいなのが言ってもキモイだけだ。
「大丈夫ですか、雅君？」
「うぅっ。はい。大丈夫です。助けてくれてありがとうございました。」
「えぇ。大丈夫ならよかったです。（かっ、可愛すぎです。うるうるした目でこっちを見ないでくださいっ！）ところでどうして授業中にこんな所に一人でいるのですか？」
うっ。
やっぱりそこ聞かれますよね。
「いやぁ、あのー、保健室からの帰りで………。」
「保健室!?どこか具合が悪かったのですか？」
「いえ。少し頭が痛かっただけですよ。」
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